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Vol.011 「男の真価」

2017年2月8日(水)

会場:八芳園 リーフ

メインスピーカー:
ジョナサン・C・ゴフ 氏
在日米軍 海兵隊 大佐・太平洋基地、陸上自衛隊連絡将校
村上 雅則 氏
元プロ野球選手・日本人初のメジャーリーガー
番匠 幸一郎 氏
国家安全保障局顧問・元陸上自衛隊 第35代西部方面総監 ファシリテーター:
井上 義則 氏
(株)八芳園 取締役専務 総支配人

2016年度第4回目のおとこ塾、テーマは「男の真価」。
紛争地域で辣腕を振るわれたゴフさんと番匠さん、日本人初のメジャーリーガーとして単身アメリカで 活躍された村上さんに、世界で活躍できる男の資質と、男の真価について熱く語っていただきました。


 ー リーダーに必要なのは愛。そして目標とゴールを共有すること。

  • リーダーシップで大切なことは部下を愛することである。テクニックは教えることが出来るが、愛することを教えることは難しい。だから、同じ目標、ゴールを共有することが大切。リーダーは成功するためにリスクも受け入れなければならない。
  • The more you sweat in peace, the less you bleed in war.(平和なときに汗を流せば流すほど、戦争で流れる血は減る。)
  • 「男の真価」は、自分の家族を守ることである。自分の子どものために良い例となることが大切。

ー 若い時に厳しい環境で体験することが重要。

  • 日本人と比べてアメリカ人は自分の意見をはっきり言う。賛成反対を含め意見を交わすことにより、新しいアイデアが生まれることがある。
  • 「体験させること」が人生のプラスになる。若いうちに厳しい体験をすることで、我慢することや逆境に立ち向かう術を学ぶことが出来る。この経験が実社会で貴重なものとなる。
  • 女性の方が実社会で活躍し始めているのは良いことであるが、男性はいざという時に、この国、女性、家族を守る役割があると思っている。

ー 男は「強いこと」。勝つ為の力を待たなければならない。

  • イラク派遣の際心掛けたのは、日本人らしく規律正しく堂々と誠実に、武士道精神・日本人の精神を心の根底において部隊を統率すること。
  • 組織をまとめるには一人ひとりを尊重して愛情を持つこと。意思決定と結果に対する責任を負うことがリーダー最大の役割である。
  • 男は「強いこと」。物理的な強さだけではなく「したたかさ」、「柔軟性」、「やさしさ」を含め、勝つための力を持たなければならない。

ー スポーツの世界ではスパルタでは勝てなくなってきている。

  • スポーツ業界では今の時代、スパルタでは勝てなくなってきている。従来の縦社会ではなく、漫画「ONE PIECE」に代表される「俺達は仲間だ」という考え方が世の中を表している。その中で、現代の若者とどのように向き合うべきかを考えている。