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Vol.008 「男の条件」

2016年6月17日(金)

会場:八芳園 グレース

メインスピーカー:
河野 雅治 氏
外交官・日本国政府代表
ピーター・ケル 氏
外交官、駐日ニュージーランド大使館 公使
ジャグモハン・スワミダス・チャンドラニ 氏
実業家、江戸川インド人会 会長
ファシリテーター:
井上 義則 氏
(株)八芳園 取締役専務 総支配人

2016年度第一回目のおとこ塾、テーマは「男の条件」
外交官としてロシア大使、イタリア大使、洞爺湖サミットではシェルパを勤めた河野雅治氏、日本の大学を卒業し、日本の外資系企業を経て外交官になった知日家のピーター・ケル氏、そして来日して30年以上日本に根を下ろし、在日インド人と日本の架け橋になってきたジャグモハン・S・チャンドラニ氏。それぞれの視点から、「日本から見た世界」「世界から見た日本」を語っていただき、「海外経験の重要性」「自主性・自立を育む教育方法」「お互いの違いを知り、共生することの重要性」など、今回から就任いただいた井上専務のファシリテーションで、受講者も参加した活発な議論が展開しました。


ー 日本人は、もっと海外に出て五感で異文化に触れるべき

  • 夢を持つこと、目標に向かう力の源泉は、「好奇心」。
  • 日本から見た世界と、世界が見ている世界は違う、もっと海外の出来事に関心をもつべき。
  • 日本では、海外のお客様には「おもてなし」で迎えるが、海外はそうではない。外国人として扱わず受け入れるという感覚を、若い人に海外に行って体感してほしい。

ー 日本国内も、国際社会も流動している。注意を払って観察するこが必要

  • ニュージーランドではもっと子どもの自主性にまかせ失敗をさせる。日本においては、ある程度の年齢で親と切り離す教育が必要だと思う。
  • ニュージーランドで、ラグビー留学を通じた語学教育プログラムがあり、成果を上げている。
  • 日本には国際社会でリーダーシップを発揮してもらうことを期待している。ニュージーランドは、そのパートナーでありたいと思っている。

ー 物(経済)の交流も大切だか、人の交流・信頼が一番大事

  • インドでは、古くから12歳位で、親から切り離す教育制度がある。
  • 国際化は利便性の追求だけでなく、日本らしさを失わないようにした方が良い。
  • インターナショナルは、国と国の間のこと、コスモポリタンは、国境の無い世界。私は江戸川のコスモポリタン化を目指している。

ー 好奇心を持ち続け、他国に関心を払い、相手を理解することが重要